記憶の旅猫・美麗島にて3。
時の流れに身を任せていたら、写真の好みが著しく変貌していた?
この度、お篭もり生活の慰みも兼ねて、「記憶の旅猫」と銘打ち
せっかくだから、整頓の合い間に再会したいくつかの写真を
見て頂ければと、本ブログも同時に展開しておりますが
ご紹介している写真の約半分が、実は今回が初出である事実に
正直な処、少々戸惑っております。
お気に入りの一枚は、当然昔ブログにアップしている訳ですから
今シリーズの初出写真は、撮影当時は気持ちをそそられなかったものと成ります。
今回で言うと、実に1、3、4枚目が初お目見えです。
何故当時見逃してしまったのか、皆目見当がつきません。
特に3枚目なんか、今ならいの一番に見て頂きたくなる筈なのに・・・。
撮影時から約10年、撮り方も見る目も進化したから。
そう信じたい処ですが、残念ながら僕は、最早自分の才能に
幻想を抱いてしまうような年周りではありません。
まあ、好みが変わったから、という事にして
ひたすらコツコツと、愛しい一枚の発掘を続けて参りましょう。
記憶の旅猫・美麗島にて2。
猫に会いたいのなら、先ずは早朝&夜間の食堂街へ。
結構な確率で、屋台や調理台の下、食材置き場などで初次見面。
店内のテーブル下の確認もお忘れなく。
おこぼれを期待する瞳の誘惑に抗うのは至難の業。
つい、ポイっと、ね(笑)。
尤もテーブル下では、圧倒的に犬が待ち構えている
ケースの方が多いので、そのダルな仕草に驚かれませぬよう。
南国では、犬だってまだまだ自由なのです。
記憶の旅猫・美麗島にて。
遂に海を越えてしまった(笑)。
このシリーズ、長くなるかも。
僕が猫の写真に惹かれ始めたのが2008年の春。
当時は仕事の関係で年に数回台湾に出掛けていました。
昼間は当然お仕事にいそしみますが
夜討ち朝駆けはもちろん、少しでも時間が空くと
足先は路地へと迷い込み、アポ時間に
遅れそうになる事もしばしば。
今回アップした写真は2009年に撮影。
これから2008年~2012年時代の作品から
毎回4枚ご覧下さい。
NHKの「路」の触発されての今シリーズとなります。
ドラマはまあ、懐かしくこそあれ
ホレたハレたを期待していた訳ではなかったので
肩透かし感が半端ではなかったのですが(笑)。
では、解禁より一足お先に
素晴らしき美麗島への旅をお楽しみ下さいませ。
記憶の旅猫・利休鼠の雨の島にて5。
決して猫で有名な島、ではないのですが
都会に比べたら出会いのチャンスは格別です。
港と猫が織り成す景色は、本当に魅力的ですね。
さて、次はどの場所に出掛けましょうか~。
記憶の旅猫・利休鼠の雨の島にて4。
お馴染みアップシリーズ(笑)。
exifデータを確認したら、カメラはEOS20D
レンズは機種名が出ない18mm-200mmの高倍率ズーム。
当時シグマを使用していた記憶があります。
つまり換算320mmの弩アップですね~。
ボケの入った写真が撮れた時は本当に嬉しくて
モニターを眺めながらニコニコしていたものです。
記憶の旅猫・利休鼠の雨の島にて2。
ひたすら猫の姿を追いすがった、10年以上前の拙い写真の数々。
今掘り返すこれらの作品に、劣等感を感じるのは何故だろう。
記憶の旅猫・利休鼠の雨の島にて。
2009年の晩秋、猫写の先輩方と繰り出した、詩でも有名なとある島。
当日は謳われている通りの生憎な空模様でありましたが
数々の出会いと、名物のマグロの漬け丼を存分に堪能して参りました。
あれから11年、災厄が明けたら、すぐにでも再訪してみたい
目的地の一つです。
記憶の旅猫・坂の街にて6。
今回は猫の名所として紹介しましたが
全国的には文学や映画のメッカとして有名です。
個人的にベスト1の文豪や映画監督と
深い縁で結ばれているだけに
次回の訪問では、こちらも堪能せねば。
コロナ時分の妄想猫写旅。
さて、次回からはどの地に出掛けましょうか。
記憶の旅猫・坂の街にて5。
二泊三日の猫写旅でしたが、実質的には
初日は午後入り、最終日も昼出の強行軍。
にも関わらず、撮れ高だけは存分だったのは
一重にこの街の環境の成せる術だったのでしょう。
まさに猫の天国でした。
後年、この街には二、三年前に一泊お邪魔した限りですが
猫影は大分薄く成っていたようです。
猫のみならず、人の影さえも・・・。
実は11年前に気付いていました。
当時、車はもちろん、自転車の進入さへも
拒否するように屹立していた坂道は
まさに猫天国形成のよすがであったわけですが
老齢化が進むばかりの地域住民の生活を
遠からず圧迫する存在へと変貌するだろうと。
猫の最大の理解者である老人が住み続けらない街は
最早猫天国足り得えない訳で・・・。
東京からは正直結構な道程を必要とする街ですが
近々、もっともっと通って、この街の人と猫との記憶を
認めたいと痛感しています。
記憶の旅猫・坂の街にて4。
僕の猫写師匠の教えは
「物語を感じる写真を撮りなさい」。
ご尤もなお言葉なのですが、これが難しい。
動きとか雰囲気とか意識はするものの
実際に物語が写せたと実感できた経験は正直乏しいわけで・・・。
自分の意識をより猫の側に踏み出しシャッターを切る大切さ。
自分の写真は傍観者の視点から見ているだけの
お気楽なものに過ぎないのです。
まだまだですねえ~。
記憶の旅猫・坂の街にて3。
今回の「坂の街にて」シリーズは
2009年に撮影した写真を再現像してお届けしています。
当時は猫写に取り組み初めて間もない頃。
見る猫聞く猫全てが可愛くて、夢中でしなやかな姿を追い掛けました。
で、気付くとアップばかりを狙っていたの図、と相成るわけです(笑)。
新幹線に乗ってわざわざ出掛けた街にも関わらず
「これでは何処で撮った写真なのか、よく分からないじゃないのよ~!」
な一枚が量産される体たらく・・・。
コンデジの28mm、35mmのクロップ使用がデフォ。
街の風情に猫が寄り添う光景を、ひたすら追い求めています。
それだけに、この猫の大きさたるや、当時の自分を思い返し
微笑ましくもあるのですが、一方で「主役は猫!」を
外連なく主張する強さに気圧される心持ち。
今回の過去作品の回顧、再現像、アーカイブ化は
僕は猫の何を撮りたいんだろうと改めて想いを巡らす
大変良い機会になったと喜んでいます。
記憶の旅猫・坂の街にて2。
とにかく坂だらけの街なので、気付くと
縦構図の写真が多いですね。
膝が笑いながらの撮影だけに
ブレ補正付きレンズに大感謝の猫写と成りました。
記憶の旅猫・坂の街にて。
歩くだけで、これ程しんどい思いに
見舞われる街と初めて出会いました。
坂だらけ(笑)。
今回ご紹介する写真は全て11年前に撮影したものとなりますが
今よりも大分若かったにも係わらず、あっという間に息が上がり
猫写などどうでも良くなって仕舞い勝ちの体たらく。
先を行く猫の姿を認めても
足が追いつけない情けない旅と相成ったのでした~。