記憶の旅猫・坂の街にて5。
二泊三日の猫写旅でしたが、実質的には
初日は午後入り、最終日も昼出の強行軍。
にも関わらず、撮れ高だけは存分だったのは
一重にこの街の環境の成せる術だったのでしょう。
まさに猫の天国でした。
後年、この街には二、三年前に一泊お邪魔した限りですが
猫影は大分薄く成っていたようです。
猫のみならず、人の影さえも・・・。
実は11年前に気付いていました。
当時、車はもちろん、自転車の進入さへも
拒否するように屹立していた坂道は
まさに猫天国形成のよすがであったわけですが
老齢化が進むばかりの地域住民の生活を
遠からず圧迫する存在へと変貌するだろうと。
猫の最大の理解者である老人が住み続けらない街は
最早猫天国足り得えない訳で・・・。
東京からは正直結構な道程を必要とする街ですが
近々、もっともっと通って、この街の人と猫との記憶を
認めたいと痛感しています。