記憶の旅猫・坂の街にて3。
今回の「坂の街にて」シリーズは
2009年に撮影した写真を再現像してお届けしています。
当時は猫写に取り組み初めて間もない頃。
見る猫聞く猫全てが可愛くて、夢中でしなやかな姿を追い掛けました。
で、気付くとアップばかりを狙っていたの図、と相成るわけです(笑)。
新幹線に乗ってわざわざ出掛けた街にも関わらず
「これでは何処で撮った写真なのか、よく分からないじゃないのよ~!」
な一枚が量産される体たらく・・・。
コンデジの28mm、35mmのクロップ使用がデフォ。
街の風情に猫が寄り添う光景を、ひたすら追い求めています。
それだけに、この猫の大きさたるや、当時の自分を思い返し
微笑ましくもあるのですが、一方で「主役は猫!」を
外連なく主張する強さに気圧される心持ち。
今回の過去作品の回顧、再現像、アーカイブ化は
僕は猫の何を撮りたいんだろうと改めて想いを巡らす
大変良い機会になったと喜んでいます。