自由猫たちの館

東京下町、沖縄、台湾の猫たちを中心に。

南の島の市場猫2017盛夏7。

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そろそろ帰りの飛行機の時間が気に掛かって参りました。

心は名残惜しさに満ち満ちていますが、現実に戻らねば。

次に来られるのは9月かな。

集大成の撮影行に成る気がしています。

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今日の写真は3点とも5月に撮影したもの。

今回このようなシチュエーションに恵まれなかったのと

囲いや覆いが増えてしまって、撮影が難しくなったからです。

わずか2ヶ月前の写真ですが、工程の進捗に改めてびっくり。

9月にはどのような姿を見せてくれるのでしょうか。

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最後の最後まで、この目に焼き付けなければ禍根を残します。

また、来ます。

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南の島の市場猫2017盛夏6。

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まもなく日付が変わる市場にて。

 

あれだけ元気に遊びまわっていた猫たちも

そろそろ眠気には勝てず、あちらこちらで

白河夜船の光景が。

 

そしてお店や公共スペースに明かりが灯り始め

猫たちと入れ代わるように、人の姿がぽつりぽつりと現れます。

深夜零時は、市場の主役が交代する時間。

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市場にはこの後、続々と売り手のおばあたちが陣取り

早朝5時~6時頃ピークを迎えます。

 

さあ僕も一端宿に引き上げて、昼間買っておいた

惣菜とオリオンビールでささやかな晩酌と参りますか。

そして4時まで少し寝て、再び出撃なのだ~。

 

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南の島の市場猫2017盛夏5 番外。

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生来の市場好きなものですから、お昼ご飯を別の市場で頂く事に。

そして結局、猫を撮る(笑)。

 

こちらの歴史は更に古く、終戦直後に生まれました。

沖縄戦の象徴「ひめゆり学徒隊」を、姉妹校・女子師範学校ともに編成した

県立第一高等女学校の故郷の地に建つ

昭和の初期をそのまま残す、やはり懐かしい空間です。

 

ちなみに、「ひめゆり」とは花の名前ではありません。

一高女の広報誌の名前「乙姫」と、師範女子部の広報誌の名前「白百合」をあわせた

「姫百合」という名称に由来するとか。

 

青果、精肉、惣菜、日用品、雑貨まで、市民のスーパー的存在として70余年。

一時は廃れたものの、近年は若い世代が続々と出店

マスコミへの露出も積極的で、町の新名所へと生まれ変わりました。

 

ちなみに僕は、露店のおばあ手作りの「アンダンスー」(肉味噌のようなもの)を

必ず買い求め、晩酌の友として楽しみます。

1カップ200円の安さで、皮付きの豚肉がゴロゴロ!

 

この市場もまた、猫影が濃い。

肉屋さんの門前で、おすそ分けを狙い仁王立ちする

猫たちの姿は、この市場を象徴する名物シーンです。

 

今年、「沖縄タイムス」が募集した「沖縄のネコ写真展」で

1月に撮影されたここの写真が、見事グランプリに輝いてもいます。

ただ、僕が5月と7月に伺ったところでは、状況に変化が伺えました。

 

少し有名に成り過ぎたのかもしれません…。心配です。

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↑2015年11月撮影。

 

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南の島の市場猫2017盛夏4。

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午後3時前の市場は、一日で最ものどかな時間帯。

遅出のおばあたちも、そろそろ店仕舞いの準備に掛かり

まもなく市場は、深夜までの間、人はほぼ姿を消し

つかの間の静寂の時を迎えます。

 

それを待っていたかのように、猫たちが地面だけでなく

調度類の上や屋根裏などを我が物顔に占拠、ドタドタと

市場中を駆け回り、時には大喧嘩をおっぱじめる。

 

昼食を兼ね、他の場所の猫たちを撮影していた僕ですが

この時間には必ず戻り、2時間ほど集中の時を愉しみます。

大変貴重な時間帯です。

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上の写真から引いて撮ると、このような情景。

もやしのヒゲ取りに勤しむアンマー(おばさん)。

葉野菜を並べてゆんたく(おしゃべり)に余念が無いおばあ。

既に店を仕舞ったアンマーは、共同水道で洗濯中。

そのすぐそばに、猫います(笑)。

 

それにしても、南の島の蛍光灯は、思い切り緑色が被ります。

香港みたい。

購入予定の新カメラには、フリッカーレス機能があるので

このような現象とは無縁なのかしら。

 

それはそれで魅力的なるも、南国の室内はこうでなくては

とも感じるだけに、早く入手して研究しなくちゃ。

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南の島の市場猫2017盛夏3。

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突き当たりのパイロンの向こう側には、幅10mほどの川が流れており

かつてここには橋が掛かり、市場の向こう北側とこちら南側を結んでいました。

2年ほど前でしょうか、「危険、通行禁止」の札が立ち、そしてこのような状況に。

 

南側はまだ無事だとお知らせしてはおりますが

川に面していた、かつてのメイン通りは既に撤去され

建物は残るものの、シャッターが降りたままの店舗が増えています。

 

僕が調べたところでは、向こうに見えている新市場は来年8月竣工で

出来次第南側も移転、順次取り壊しが開始される筈でした。

ところが今回、各所でお聞きした処、今年9月には完成して

秋の終わりには転居~解体するとの、驚くべき情報が。

 

でも、ね。

ご覧の鉄筋丸出しの状況で、秋引越しには些か無理があるのでは…。

何人かのおじいおばあに、遠慮しいしい少し突っ込んで聞いたのですが

結局要領は得られないのでした~。

 

「猫はもちろん連れて行くさ~。でもね、触らせてもらえない子をどうするか。

○×△!~@*+:\#%& だからね~」

とは、果物屋のアンマー(お姐さん)。

ピカピカのビルタイプの食品市場に、猫の寝床が許されるのか。

アンマーの無邪気な口調に心はザワザワ波打つのですが、肝心な部分は

今度は空自F-15戦闘機の訓練飛行の爆音にかき消されてしまった。 

 

本当の筋書きは、どうやら誰も把握していない…。

南の島の市場を舞台にしたドラマは、官と民と猫のコンセンサスが曖昧なまま

予想不可能なクライマックスに突入していく模様です。

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南の島の市場猫2017盛夏2。

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市場の名だたる愛猫家の中でも、リーダー的存在のカマボコ屋のおばあ。

見知って10年目になりますが、風貌のせいか未だに僕をお坊さんと

信じて疑わない、確たる信念をお持ちの香ばしい女性です。

 

大変純な性格で、嫌猫家への口撃は結構強烈。

SNSの活用を覚えたら、あの女性を遥かに凌駕する

火力を発揮されるだろうと、余計なおせっかいをつい焼きたくなる(笑)。

 

毎日0時頃に店を開け、朝9時頃まで営業。

店に灯がともるや、女神様の施しを求めて、クロ一族を中心に

わらわら集まった猫たちが、店の前で毎夜市場猫の最高会議を開催しています。

 

「店が移ることに一抹の寂しさはあるけれど、○×△!~@*+:\#%&

仕方ないさね~」

市場の再開発、移転に関しては、意外にさっぱりとしたもの。

まあ、話自体は30年以上前から繰り返し俎上に上がって来た事でもあり

実際、僕がここに通い始めた2008年からずっと

「来年には工事が始まる」

と言われ続けて来たのも事実です。

 

ウチナータイム、ってやつですかね。

あらゆる事が「よんな~よんな~」(ゆっくりゆっくり)の土地柄。

だからこそ、僕自身も話は聞いていながらも

着工はまだまだ先の話だろうと、勝手に油断し切っていました。

 

「仕方がない」。

これは、市場で働く方の大方の素直な感想ではないかと受け止めています。

そして、感傷的に成りながらも、一方で新しい市場誕生への期待も

言葉からは伺えました。

 

歴史を大切に、勿体無い、残して欲しいとは、やはり通りすがりの第三者の意見。

東京下町のケースも同様ですが、実際の生活者にとっては

再開発とは、生活レベルの向上を意味する、歓迎すべき

進化である事実を否定する資格は僕にはありません。

正直、寂しい限りですけどね。

 

ちなみに、おばあの「○×△!~@*+:\#%&」は

ウチナーグチ(方言)が聞き取れなかったからではなく

米軍機が上空を飛んでいたため、肝心の発言が

騒音でかき消されてしまった。

 

「何、今日でもう帰るの。さあ、持って行きなさい」

今回も、カマボコをたくさんお土産に貰って帰京した僕でした。

また来ますね、おばあ。

 

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南の島の市場猫2017盛夏。

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GW明け以来、2ヶ月ぶりに「南の島の市場猫」に会いに行って参りました。

昭和28年築の青物公設市場ですが、再開発の着工が去年始まり

川を挟んだ北半分は既に整理され、3階建ての新市場の建設が進んでいます。

 

残された南側はまだまだ健在と信じ込みたいものの、僅か2ヶ月の間にも

市場は微妙に疲労感を増しているようにも見受けられ

何となく活力を欠いた印象に、心穏やかならぬ2泊3日となりました。

あれ、前回来た時には、この場所には店があったような…。

 

もっとも、市場を代表する愛猫家の面々である

カマボコ屋のおばあ、果物屋のアンマー、総菜屋のおじいらは

相変わらずの絶好調、子猫たちの姿もちらほら増え

元気なく見えるのは、ただただ杞憂と自分に言い聞かせながらの

撮影行となった次第です。

 

それにしても暑さにやられました。

気温は東京と変わらないものの、日差しの強さはやはり南国特有!

はっきり言って軽い日射病に罹りました。

台湾駐在経験者の癖に、何と言う油断。

 

尋常ならざる発汗量で、帽子もタオルもTシャツもぐっしょり。

2時間撮影して、宿に逃げ帰って2時間仮眠。

その繰り返しでしか、体力がもちません。

ローアングルから立ち上がった瞬間、何度も立ちくらみました。

 

水よりも、甘い飲料を身体が求めます。

嗚呼、左党にあるまじき情けなさ!

バヤリースのオレンジ、マンゴー、シークワーサー味を全制覇。

気のせいか、足の親指の付け根が、持病を訴え始めたような…。

 

今日の1枚は、昼下がり、店仕舞い直前のまったりした時間に。

お疲れ様のおばあ、もやしのヒゲ取りに勤しむアンマーたち。

そして、手持ち無沙汰にパトロールに励む猫小(まやぐゎー)の図。

 

猫と人間との距離が近い近い。

決して構わない、しかし視界にはお互いきちんと入っている。

いいなあ~。

 

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