記憶の旅猫・韓のくに紀行4。
冬にはマイナス10度が当たり前の土地柄ですから
外猫が生きるには無理があるだろうと
彼らとの出会いは勝手に諦めていたわけですが
東京とさほど変わらず、歩けばそれなりに機会に恵まれるものです。
尤も撮影はやはり、春~初夏、秋に限りますね。
漢江も凍る時候は、人間の身体の方が持たない(笑)。
彼の地では、清酒ではなく焼酎がデフォなのがよく分かります。
記憶の旅猫・韓のくに紀行3。
僕はかねてから友人たちに、自分の最後の晩餐は
韓国料理にして欲しいと、自信と覚悟を持って宣言して来ました。
辛味料理が好きだから、なだけではありません。
好きだけど、寧ろ翌日の悲劇は人一倍被る体質であります(笑)。
だのに何故わたしは京都に行くのか。
もとい、これほど「韓のくに」の料理に魅かれているのか。
考えるに、韓国料理の野菜の使い方の巧みさに
彼の地に何十回と通う間に魅せられてしまったから。
焼肉系のイメージが強いお国ではありますが
その実、口にする野菜の量は日本料理の比ではありませぬ。
ミッパンチャンと称される、ロハの小菜の数々が、前菜として
机の上にこれでもかと並べられた時の興奮とシャッターチャンスは
僕にとって何者にも変え難い至上の幸福です。
何から何までが美味しくて、思わずお店のおばさんに
「アジョッシ、チョンマル、マシッソヨ!」と
調子に乗り過ぎ話し掛け、眉間にしわ寄せられ
日韓交流の足を引っ張る醜態を演じた事も何回か。
まあ、最後の晩餐ですから
翌日の心配は不要かという事で。
「アジュンマ、ミアネヨ~」。
記憶の旅猫・韓のくに紀行2。
韓国への旅といえば、殆どがソウル近辺に限られますが
たまには勇気を出して、近郊から南へとGO TO(笑)。
上三枚はソウルにての撮影となりますが
四枚目は南のとある街の、韓国の太秦にて撮影。
そう、韓国は、中国と並ぶアジア映画大国なのでした。
記憶の旅猫・美麗島ワン伝(笑)。
君子は豹変するのが商売であります。
前回、今回の投稿を以って一端台湾から離れる宣言を致しましたが
最終回にも拘らず、つい「ワン」の写真ばかりを選択してしまい
流石に猫撮り屋の風上にも置けない体たらくと反省。
次回の旅猫写真を一端の区切りとさせて下さいな。
ニャンだかな~(笑)。
それにしても撮っていた、ワン写真の数々。
意識は全くなかったのですが。
より人間社会に密接して生きているからこそ
猫の生態とはまた異なった絵に惹かれて
無意識にレンズを向けていたのでしょうね。
まだまだあるぞ~。
晴れて彼の地に伺候適った時候には、必ずや
猫同様に犬の姿を追い求めてしまうだろうな。
倍のSDカードを持って行かなくちゃ、だわ。
記憶の旅猫・美麗島外伝6。
私信です。
次回の掲載をもちまして
美麗島から一端別の旅先にGo To(笑)。
いや、ストックはまだまだ売るほどあるのですが
選択に緊張感が薄れて来てしまった気がするものですから。
次の目的地はどこにしようかな。
さらに南下するか、取って返して北に向うか。
はたまた一端帰国しましょうか。
旅の楽しみは計画段階から始まっているとは正しく至言。
悩みこそ無上の喜び、ですね。
記憶の旅猫・美麗島外伝4。
台湾の街にはニャンよりワンが良く似合う!?
この街では人間に並ぶ基本的犬権が保障されています。
要するに、ほったらかし、なだけなのですが~。
なので車やバイクが飛び交う大通りをのんびり渡ったり
生鮮市場に自由に出入りしたり、近所のご隠居宜しく
おおらかな行動で、存在感を堂々主張しています。
4枚目の光景は典型的な台湾犬あるある。
足を組み替えたら、何かにむにっと触れたなんて経験は
彼の地では特段トピックではありませぬ。
猫撮り屋の僕としては、あくまでサブ被写体として
気が向いた時に犬にレンズを向ける程度でしたが
今回のアーカイブ化を通じて
「犬の方が絵になる・・・」
と、危うく禁断の言葉が口を衝きそうになりました(笑)。
記憶の旅猫・美麗島外伝2。
台湾の街スナップとバイクの姿は身土不二。
何をどう撮っても、必ず写り込んで来て
ああ台湾の写真だと、観る人を納得させてくれる
下手っぴカメラマンには欠かせない小道具です。
それだけに、路上ついつい目を皿のようにして
2枚目のような香ばしい光景を追い求めて仕舞います。
それにしても4人乗りとは、数多く眼にした
定員オーバーシーンの中でも最長不倒でしょうね。
物理的に流石にこれ以上は乗りようもないでしょうし。
次点は3人プラス最前列に犬、かな。
確か撮った記憶があるので、発見出来たら
早速開陳させて頂きます。
記憶の旅猫・美麗島外伝。
「美麗島」編も早や7回目の掲載と相なりましたが
とにかく写真のストックが膨大で、セレクトに難儀しております。
今日び事務処理が追っつかないのはいずこも同じ
先立つものさへあれば、外注に出す気満々なのですが(笑)。
で、せっかくなのでと言い訳しいしい
猫探しの作業中に眼に留まった台湾らしい光景を
しばしの虫養いとして頂ければ。
未整理のデータ量は、台湾だけであと1TB程度か。
東京、沖縄、韓国、その他もろもろを合計すると・・・。
えらい作業に着手してしまった~。
記憶の旅猫・美麗島にて6。
一枚目の写真は、今はなき花街を巡る路地裏の早朝。
30年ほど前のガイドブックでは、決まってこのエリアと
街の顔である観光夜市が大きく紹介されたものです。
元総統が台北市長だった時代に、艶っぽい飲み屋は一掃されましたが
7、8年ほど前の街の気分は尚、当時の臭いを強烈に湛えていて
深夜の一人歩きは、男でもちょっと勘弁でありました。
今は大分健全化され、新しい店と廃墟が入り乱れる状況に。
有名なお寺さんも近所だし、例えれば浅草的な
温故知新不易流行の気概に満ちた台北の下町です。
三枚目も既に姿を消した、牛肉麵の露店のカウンター下。
ゴロゴロ入っている具の牛肉を、ついポイッと、したくなる。
つい数年前まで、台北駅のすぐ横の地で、こんな雰囲気の
半露天牛肉麵屋さんが味を競っていましたが
ターミナル工事に伴って、現在は見る影もありません。
話せば長くなるので来し方の故事は割愛しますが
味も汚さも、これぞ本場の牛肉麵! を味わえるストリートでありました。
五枚目は、おまけです(笑)。
記憶の旅猫・美麗島にて5。
台湾なら人、漢字、バイク、屋台etc.。
いかにもその土地らしい光景を
猫と一緒に収められた時の気分は最高。
2枚目は、その意味では難しい一枚ですが
ガジュマルの気根が、南国で撮った写真だよと語ってくれました。