ラストデイズ 南の島の市場猫。
夜6時半の市場にて。
日の入りが遅い南の島も、この季節、流石にギリギリの光加減。
今日の工事は終わっていたものだから、そろそろ高みの見物があるかもと
期待して覗いたら、やっぱりね(笑)。
10月17日(火)から開催される、「渋谷ルデコねこ写真展」に出す
写真選択の最後のあがきで、夕方5時半着、翌12時発の飛行機で
南の島に弾丸撮影出張をして参りました。
今回の僕のテーマは、年内には再開発で生まれ変わる
南の島のとある公設市場に生きる、猫と人との生活写真です。
食べ物を扱う市場の中を、我が物顔で猫が歩き回っておる。
都市良識派の面々が目にしたら、ひっくり返りそうな光景が
今も日常風景として生き残っています。
尤も、昭和28年に作られた造作と、南の島特有の緩さがあってこそ
許されて来た市場文化であり、ビルに建て変わった日には
流石に継続し得るわけもない昭和の歴史でしょう。
その工事は正に追い込み、11月末がXデイ、かな。
60優余年演じられて来た、猫と人間との素敵な舞台は
間もなく大団円の時を迎えます。
今回、実際の写真展での掲示は8枚程度ですが
集大成をまとめたブックを作成しましたので
お越しの際はぜひお目通しくださいまし。
10年に亘り記録して来た写真から、念を入れて選りました。
宜しくお願い申し上げます。
写真展の具体情報は↓から。