南の島の市場猫2017盛夏5 番外。
生来の市場好きなものですから、お昼ご飯を別の市場で頂く事に。
そして結局、猫を撮る(笑)。
こちらの歴史は更に古く、終戦直後に生まれました。
沖縄戦の象徴「ひめゆり学徒隊」を、姉妹校・女子師範学校ともに編成した
県立第一高等女学校の故郷の地に建つ
昭和の初期をそのまま残す、やはり懐かしい空間です。
ちなみに、「ひめゆり」とは花の名前ではありません。
一高女の広報誌の名前「乙姫」と、師範女子部の広報誌の名前「白百合」をあわせた
「姫百合」という名称に由来するとか。
青果、精肉、惣菜、日用品、雑貨まで、市民のスーパー的存在として70余年。
一時は廃れたものの、近年は若い世代が続々と出店
マスコミへの露出も積極的で、町の新名所へと生まれ変わりました。
ちなみに僕は、露店のおばあ手作りの「アンダンスー」(肉味噌のようなもの)を
必ず買い求め、晩酌の友として楽しみます。
1カップ200円の安さで、皮付きの豚肉がゴロゴロ!
この市場もまた、猫影が濃い。
肉屋さんの門前で、おすそ分けを狙い仁王立ちする
猫たちの姿は、この市場を象徴する名物シーンです。
今年、「沖縄タイムス」が募集した「沖縄のネコ写真展」で
1月に撮影されたここの写真が、見事グランプリに輝いてもいます。
ただ、僕が5月と7月に伺ったところでは、状況に変化が伺えました。
少し有名に成り過ぎたのかもしれません…。心配です。
↑2015年11月撮影。