南の島の市場猫2017盛夏3。
突き当たりのパイロンの向こう側には、幅10mほどの川が流れており
かつてここには橋が掛かり、市場の向こう北側とこちら南側を結んでいました。
2年ほど前でしょうか、「危険、通行禁止」の札が立ち、そしてこのような状況に。
南側はまだ無事だとお知らせしてはおりますが
川に面していた、かつてのメイン通りは既に撤去され
建物は残るものの、シャッターが降りたままの店舗が増えています。
僕が調べたところでは、向こうに見えている新市場は来年8月竣工で
出来次第南側も移転、順次取り壊しが開始される筈でした。
ところが今回、各所でお聞きした処、今年9月には完成して
秋の終わりには転居~解体するとの、驚くべき情報が。
でも、ね。
ご覧の鉄筋丸出しの状況で、秋引越しには些か無理があるのでは…。
何人かのおじいおばあに、遠慮しいしい少し突っ込んで聞いたのですが
結局要領は得られないのでした~。
「猫はもちろん連れて行くさ~。でもね、触らせてもらえない子をどうするか。
○×△!~@*+:\#%& だからね~」
とは、果物屋のアンマー(お姐さん)。
ピカピカのビルタイプの食品市場に、猫の寝床が許されるのか。
アンマーの無邪気な口調に心はザワザワ波打つのですが、肝心な部分は
今度は空自F-15戦闘機の訓練飛行の爆音にかき消されてしまった。
本当の筋書きは、どうやら誰も把握していない…。
南の島の市場を舞台にしたドラマは、官と民と猫のコンセンサスが曖昧なまま
予想不可能なクライマックスに突入していく模様です。