自由猫たちの館

東京下町、沖縄、台湾の猫たちを中心に。

僕は忘れない 南の島の市場猫。

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来る11月1日を以って、沖縄県那覇市の公設青物市場

「農連市場」の旧棟で行なわれていた商行為は

すべて川を挟んだ向かいの新棟「のうれんプラザ」に移行、閉鎖。

南の島の市場は、昭和28年以来の歴史に幕を降ろします。

 

市場跡は近々高層マンション郡へと変身。

那覇市で最も懐かしい風情を保っていた一帯には

一転、最新形の都市がその姿を現わす予定です。

 

先週、市場に最後の挨拶に行って参りました。

ところが、愛猫家代表のおじいが廃業していたという

ショッキングな情報に、いきなり心が折られるなど

些か辛い2泊3日の撮影行と成った次第です。

 

本来は24時間張り付くつもりだったのですが

映画「用心棒」の寂れた宿場町の様相を呈し始めた

市場に踏み止まるのが精神的にきつく

ついつい市内の、もう一つの市場に浮気したりして…。

 

今日アップした写真ですが、上2点は2015年撮影。

下2点は撮ったばかりのもの。

かつて子猫が走り回っていた、かつてのメイン棟はとうにありません。

 

年内にも市場にユンボが入るのではないか。

堪らない不安感に襲われた僕は、猫の姿よりも

間もなく記憶となる風景を、一心不乱に追い求めてしまったのでした。

 

しばらく、今回の撮影行の様子をお届けしたいと思います。

 

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