南の島の市場猫2017盛夏。
GW明け以来、2ヶ月ぶりに「南の島の市場猫」に会いに行って参りました。
昭和28年築の青物公設市場ですが、再開発の着工が去年始まり
川を挟んだ北半分は既に整理され、3階建ての新市場の建設が進んでいます。
残された南側はまだまだ健在と信じ込みたいものの、僅か2ヶ月の間にも
市場は微妙に疲労感を増しているようにも見受けられ
何となく活力を欠いた印象に、心穏やかならぬ2泊3日となりました。
あれ、前回来た時には、この場所には店があったような…。
もっとも、市場を代表する愛猫家の面々である
カマボコ屋のおばあ、果物屋のアンマー、総菜屋のおじいらは
相変わらずの絶好調、子猫たちの姿もちらほら増え
元気なく見えるのは、ただただ杞憂と自分に言い聞かせながらの
撮影行となった次第です。
それにしても暑さにやられました。
気温は東京と変わらないものの、日差しの強さはやはり南国特有!
はっきり言って軽い日射病に罹りました。
台湾駐在経験者の癖に、何と言う油断。
尋常ならざる発汗量で、帽子もタオルもTシャツもぐっしょり。
2時間撮影して、宿に逃げ帰って2時間仮眠。
その繰り返しでしか、体力がもちません。
ローアングルから立ち上がった瞬間、何度も立ちくらみました。
水よりも、甘い飲料を身体が求めます。
嗚呼、左党にあるまじき情けなさ!
バヤリースのオレンジ、マンゴー、シークワーサー味を全制覇。
気のせいか、足の親指の付け根が、持病を訴え始めたような…。
今日の1枚は、昼下がり、店仕舞い直前のまったりした時間に。
お疲れ様のおばあ、もやしのヒゲ取りに勤しむアンマーたち。
そして、手持ち無沙汰にパトロールに励む猫小(まやぐゎー)の図。
猫と人間との距離が近い近い。
決して構わない、しかし視界にはお互いきちんと入っている。
いいなあ~。