自由猫たちの館

東京下町、沖縄、台湾の猫たちを中心に。

記憶の旅猫・坂の街にて6。

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アーケード街のおしゃれの店は、未だ健在。


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繁華街でのお約束も先行きは不安です。


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お、小津安二郎監督ではありませんか。新作のロケハンですか?


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市街地の懐かしい生活風景は、この街でも思い出になりつつあるようです。

 今回は猫の名所として紹介しましたが

全国的には文学や映画のメッカとして有名です。

個人的にベスト1の文豪や映画監督と

深い縁で結ばれているだけに

次回の訪問では、こちらも堪能せねば。

 

コロナ時分の妄想猫写旅。

さて、次回からはどの地に出掛けましょうか。

 

記憶の旅猫・坂の街にて5。

 

 

 

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二泊三日の猫写旅でしたが、実質的には

初日は午後入り、最終日も昼出の強行軍。

にも関わらず、撮れ高だけは存分だったのは

一重にこの街の環境の成せる術だったのでしょう。

まさに猫の天国でした。

 

後年、この街には二、三年前に一泊お邪魔した限りですが

猫影は大分薄く成っていたようです。

猫のみならず、人の影さえも・・・。

 

実は11年前に気付いていました。

 

当時、車はもちろん、自転車の進入さへも

拒否するように屹立していた坂道は

まさに猫天国形成のよすがであったわけですが

老齢化が進むばかりの地域住民の生活を

遠からず圧迫する存在へと変貌するだろうと。

 

猫の最大の理解者である老人が住み続けらない街は

最早猫天国足り得えない訳で・・・。

 

東京からは正直結構な道程を必要とする街ですが

近々、もっともっと通って、この街の人と猫との記憶を

認めたいと痛感しています。

記憶の旅猫・坂の街にて4。

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僕の猫写師匠の教えは
「物語を感じる写真を撮りなさい」。

 

ご尤もなお言葉なのですが、これが難しい。

動きとか雰囲気とか意識はするものの

実際に物語が写せたと実感できた経験は正直乏しいわけで・・・。

 

自分の意識をより猫の側に踏み出しシャッターを切る大切さ。

 

自分の写真は傍観者の視点から見ているだけの

お気楽なものに過ぎないのです。

まだまだですねえ~。

 

 

 

 

 

記憶の旅猫・坂の街にて3。

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今回の「坂の街にて」シリーズは

2009年に撮影した写真を再現像してお届けしています。

 

当時は猫写に取り組み初めて間もない頃。

見る猫聞く猫全てが可愛くて、夢中でしなやかな姿を追い掛けました。

で、気付くとアップばかりを狙っていたの図、と相成るわけです(笑)。

 

新幹線に乗ってわざわざ出掛けた街にも関わらず

「これでは何処で撮った写真なのか、よく分からないじゃないのよ~!」

な一枚が量産される体たらく・・・。

 

最近僕の猫写スタイルは、デジタル一眼レフに35mm単焦点

コンデジの28mm、35mmのクロップ使用がデフォ。

街の風情に猫が寄り添う光景を、ひたすら追い求めています。

 

それだけに、この猫の大きさたるや、当時の自分を思い返し

微笑ましくもあるのですが、一方で「主役は猫!」を

外連なく主張する強さに気圧される心持ち。

 

今回の過去作品の回顧、再現像、アーカイブ化は

僕は猫の何を撮りたいんだろうと改めて想いを巡らす

大変良い機会になったと喜んでいます。

 

 

 

記憶の旅猫・坂の街にて。

 

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歩くだけで、これ程しんどい思いに

見舞われる街と初めて出会いました。

 

坂だらけ(笑)。

 

今回ご紹介する写真は全て11年前に撮影したものとなりますが

今よりも大分若かったにも係わらず、あっという間に息が上がり

猫写などどうでも良くなって仕舞い勝ちの体たらく。

 

先を行く猫の姿を認めても

足が追いつけない情けない旅と相成ったのでした~。  


 

 

 

 

 

記憶の旅猫・虎の街にて2。

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大昔、この街には2年半ほどの駐在経験があるのですが

当時はこれっぽっちも猫に興味がありませんでした。

夢中に成ってからは、10年ほど前に1回行ったきりで

猫写もその際、数時間ほどの体たらくです。

何とか仕事を繋げて出張をと企んではいるのですが

中々ままなりません。

 

次回からは、さらに西の街へ。

 

 

 

記憶の旅猫・虎の街にて。

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大昔、地図片手に濃緑の背広とサングラス、光頭で串揚げ屋さんに入ったら、てっきり広島系の方と勘違いされたらしく、極めて心尽くしのおもてなしを受けました。


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南の街の南側の早朝風景。


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気丈女とダメ男の街にて。東京なら汁粉一杯の後、地獄が待っておりますぞ。



 

記憶の旅猫・雅3。

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アベックのためだけの場所に非ず。

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オールナイト上映の特等席。

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特に紅葉の季節は壮観でした・・・。

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お楽しみはこれからだ。

どの写真も、撮影から10年程が経過していますが

残念ながら、その殆どの光景が喪われてしまいました。

街の進化と猫の安寧とは、この街でも東京同様に反比例するようです。

記憶の旅猫・雅。

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はんなり通りのお嬢さん。


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もの想いの疎水沿い。


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修学旅行の街の夜。

 2009年~2011年に撮影した写真と

再保存のため、改めて向き合っています。

 

新たな発見の喜びを皆様にお伝えしたくて

アーカイブ化を進めつつ、初出を中心に

ぼつぼつアップさせて頂きます。

 

 

 

 

 

猫とCanonとDOMKEと僕と5。

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振り向いたら、こんな状況に陥っていました(笑)。

そこから先はかくの如し、もう撮る処ではありません。

でも、甘えん坊の割には鼻っ柱の強さも天下一品。

しばし、至福の時を堪能させて貰えました。

 

子猫の快適なベッドに成ってしまったDOMKE F-2

僕が15年以上愛用しているカメラバッグです。

DOMKEは1976年創業のアメリカンで

元来報道カメラマンに圧倒的な人気を誇った

もう、定番中の定番カメラバッグ。

「不肖」の写真家さんも愛用されているそうな。

 

ボディ2台にレンズ4本、ポケット多数の嬉しい収容力。

頼れるキャンバス地が、安心の耐久性を保証。

これ以外に何が必要なの? そう思えるほど

気に入っています。

多分買い替えも、同じシリーズを選ぶだろうな。

(ジャパネットみたいに成っちゃった・・・)

 

※今回は、ちょっと淡白めの色合いに現像してみました。

猫とCanonとDOMKEと僕と4。

 

 

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南の島での一期一会。いやぁ~、この時ばかりは
本気で連れて帰ろうかと、全身で悩んでしまいました。

 

この広い野原いっぱい駆けていた子でしたが

僕の姿を認めるや否や、こちらに向って一直線

あっという間に、構って攻撃が炸裂したものです。

 

凄かった、惹かれた、家の子になるかと誘う寸前だった・・・。

1週間にわたる取材旅行の、始めの30分の出来事でした。

 

写っているFF70-200mm F4L ISMとの付き合いは 優に10年以上になり、

現在、我が家の悪太郎兄弟の撮影でも活躍しています。

当初は頑張ってF2.8を購入したのですが、いかんせん重過ぎて・・・。

20Dとの組み合わせは、かつての黄金コンビでしたね。

 

 

鏡頭部に巻かれている、僕の名前の入ったシールは、

台湾で関わった仕事の10周年パーティで貰ったネームタグ。

っていう事は、この写真も10年ちょっと前の撮影になりますね。

撮影レンズであるEF24-105mm F4L ISMともども

僕のメインレンズは、一昔前から、全く変わっていない事になります(笑)。

 

 

 

猫とCanonとDOMKEと僕と3。

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高校入学祝いに初めて買って貰ったカメラがCanonAE-1だったので

それ以来40数年、一眼レフ機はCanonオンリーの写真生活です。

その後のマウント変更に合わせてEOSへと移ったものの

仕事に時間を割かれるようになり、いつの間にかカメラとは疎遠の仲に・・・。

 

そんな僕が再びEOSを手に取ったのは、言わずもがなのデジカメブーム。

時すでに齢40を超えていましたから、実に20年振りの写真との再会となりました。

 

最初のデジ一は初代Kiss Digital、その後20D、初代5D、初代7D、再び5D、 6Dと続き

現在の6Dmark2へと至っている僕のカメラ変遷史。

 

アップした写真は、2枚とも5Dによる撮影で、写っているのが20D。 

ですから、もう10年以上前の写真となります。

今でも下手な僕の眼から見ても、相当下手っぴ(笑)。

 

特に5Dの画質がお気に入りで、多分15万ショットは超えたと思います。

秒間3コマの鈍足野郎で、時にやきもきさせられましたし

「ミラー落下事件」の際は、当時は未だ元気だった2chで相当叩かれたものです。

 

愛機のミラーも落下してしまい、SSで無料修繕をして頂いたのですが

その後センサークリーニングのためにSSに出向いたところ

「お客様、ミラーなのですが」

「ああ、もう修繕して頂いているので大丈夫ですよ」

「そこですが、念には念を入れようという事でして、

さらに強化処理をさせて頂きました」

「ひょっとして、また落ちた事例が?」

「いや、何と申しましょうか、はは・・・」

 

そんな一台でしたが、僕にとっては最も思い入れの深いカメラとなりました。