自由猫たちの館

東京下町、沖縄、台湾の猫たちを中心に。

ロスを超えて。

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(2015年撮影。既になし)

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(2013年撮影。既になし)

 

ここ数年来の、僕の那覇市農連市場の猫景色への思い入れは

我ながら、やや○ちがいめいていると自覚していただけあって

一時代を看取った今、喪失感に心を占領され

思いっきり猫写真ロス状態に陥ってしまいました。

 

何ともカメラに手を伸ばす気になれず、晴天の休日だと言うのに

昼間からアルコール片手に、だらしなくスポーツ観戦三昧。

仕舞いには酔っ払い、派手に階段落ちを演じてしまう情けなさ。

未だに痛むぞ…。

 

何、撮影自体から離れているわけではないのです。

お仕事の関係で、カメラを使用する機会も多いので。

 

先週末も「編カメ」として、軟式野球を撮りました。

今週の土日は、高校ラグビー軟式野球の連荘だ。

嬉しいな~。

 

問題は、猫撮影に対して腰が重い自分なんですよね~。

まあ、生来の楽天家なので、そのうちどっこいしょっと声上げて

下町に出掛けるとは思いますけどね。

 

ちょっと踏み込み過ぎたのかもしれません。

農連市場の問題に関しては、猫写真の枠をはみ出して

いつの間にか人間関係や行政の問題などの方が

僕の心の中で、ボリュームゾーンにすり替わってしまった気配がある。

 

何とかならんか、何か出来ないのか、と気持ちは叫びます。

しかし、所詮一観光客に過ぎない自分の無力や

ここから先は踏み込まして貰えない、市場の人々と僕との距離は

通うほどに明確に見えてくるものです。

焦燥感は増殖する一方で、この場所での猫写が、最後は負担でしかなくなった。

 

最近、写す猫の姿が写真の中で急速に小さくなっていたのですが

ひょっとしたら本件が、深層心理で影響していたのかも。

 

心の洗濯が必要です。

以前と変わりなく下町の子らと会う為にも。

 

何かきっかけが欲しいな。

35mmF2IS買っちゃおうかな(笑)。

そしたら、撮らざるを得ないわけだし!

 

猫写のロスは猫写で超えよう。 

それにしても、単純な性格です。

 

 

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僕は忘れない 南の島の市場猫 最終回。

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(2017年10月25日、26日に撮影)

 

11月1日に華やかに開幕した「のうれんプラザ」。

中旬にかけて、各ショップも続々とオープンし

那覇市に新しいランドマークが誕生します。

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琉球新報の記事より、ちと拝借~)

 

これを期に、有名な牧志の公設市場、安里の栄町市場の

再開発の声も上がりつつあり、ここ数年、議論が

かまびすしく交わさせる事でしょう。

 

お金の問題や人間関係など、それはそれは多くの

艱難辛苦を経てたどり着いた新生農連市場です。

店子の皆さんの商売が永劫成り立ちますように

心より祈念してやみません。

 

それだけに、再開発と言う名の計画に潜む是々非々を

経済的のみならず、文化的、社会的観点からもきちんと取材し

正確な報道の全国への発信を、特に新聞2社に期待します。

 

1980年代初頭、再開発阻止闘争に揺れ、多くの人々の記憶に

傷を残してしまった農連市場の例があるだけに

沖縄タイムス琉球新報さんには、基地問題で見せるど根性を

再開発問題でも必ずや発揮して頂けますよう。

 

数年に亘り、綴りご紹介して参りました、南の島の市場猫のお話ですが

今回を持ちまして、一応の大団円とさせて頂きます。

ご愛読、心より御礼申し上げます。

 

これからの時期は、飛行機やホテル代が跳ね上がるので

底値を打つ年明けにでも挨拶に赴き

エピローグ的に市場の最新状況を、軽くご紹介できたら。

 

おばあ、おじい、そして猫たちが64年間を過ごした

この場所は更地になっているかもしれませんが

市場の生きとし生ける者たちは、新たな環境に順応し

何事もなかったかのように、今と同じ生活を送っている事でしょう。

なんくるないにゃ~」

 

乞う、ご期待!

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(2008年3月24日に撮影。農連市場での、僕のファーストカット)

 

なんか読み返していて、本ブログ自体が終了する気に成ってしまった(笑)。

違いますからね、沖縄の猫だってこれからもどんどん紹介するのだ~。

 

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僕は忘れない 南の島の市場猫4。

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2017年10月26日に撮影。

 

新しい市場への引越しまで後5日。

そろそろ整理を始めないとと語る、花屋のお母さんでしたが

目を細めて猫を見つめるばかりで、手は中々進みそうにありませんでした。

「でもいい場所を貰えたから、年だけどもう少し頑張らないとね」

 

相対売り場でモヤシのヒゲ取りに精を出すおばあたちは

ゆんたく(おしゃべり)を楽しみながら、何十年間そうであったように

自分の居場所で仕事に勤しんでいます。

 

今頃は皆さん、新しい市場で頑張っている事でしょう。

何十年間も前から、ここに居たような顔をしながら。

 

悲観ばかりしていた僕でしたが、皆さんの泰然自若振りを見ていると

入れ物は変わっても、農連市場の伝統や文化はしっかり受け継がれる。

そう考えるようになりました。

 

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でも残念ながら、再開発を期に市場を卒業される方々もいて…。

 

この惣菜屋のお父さんもその一人。

カマボコ屋のおばあと並んで、市場を代表する愛猫家でした。

脚の持病が悪化したので、急遽店の継続を断念したのだとか。

 

「引越しは何時になりそうですか?」

「う~ん、11月の頭頃までには」

「じゃあ、もう一回来られそうだから、その時は

撮らせて貰った写真を焼き増しして来ますね」

「あ~」

 

お父さん、話が違うじゃないのよ!

写真、たくさん持って来たのに…。

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(2009年撮影)

 

「私に預けなさい。つよし(お父さんの名前)は

実の弟以上の存在だから、渡してあげる 」

とは、市場の愛猫家の女王、カマボコ屋のおばあ。

 

涙が出そうになる、力強いお言葉。

お土産のカマボコとともに、勇気を頂きました。

 

でも、何と言っても南の島のおばあですからね。

写真がつよし父さんの手元に届く確率は半分か…。

新しい店の壁にピンナップされている、に一票(笑)。

 

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僕は忘れない 南の島の市場猫3。

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上の写真は2010年に撮影。

ガーブ川の北側に沿って走っていたスロープは

新しい農連市場の出入り口へと姿を変えました。

 

11月1日に正式にオープンした「のうれんプラザ」ですが

その様子は沖縄タイムス琉球新報の報道や

市場で働かれている方のブログなどで大体把握しています。

 

中では、猫をこよなく愛する野菜売りのお母さん

(71歳の若さなので、おばあとは呼びません)

の卒業に心が揺れました。

 

「この子はどう、あの子はああ~~~」

向かいの青果店に出入りする猫たちをなでながら

交わすゆんたく(おしゃべり)は、それは楽しい思い出です。

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(2015年撮影)

 

そんな素振りは一切なかったのに…。

 

ま、そりゃあそうですよね。

所詮通過者に過ぎない自分です。

年に数度しか顔を見せず、それも3日程度しか滞在しない人間に

胸襟をすっかり開いてくれる筈もなし。

 

これからもお元気で。

そして、また来ます。

 

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僕は忘れない 南の島の市場猫2。

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上の写真は2008年に撮影。

カメラの向きは逆側からですが、同じ場所の、使用前、使用後。

 

既に移られた方もいますが、市場の皆さんの多くは

11月1日に一斉に引越しをなさいます。

 

「ああいうビルは嫌い。この場所がいい!」

眉間にしわを寄せて言い切った、野菜売りのアンマー(おばさん)もいましたが

もちろん人はそれぞれ。

一方、ピカピカのプラザへの引越しを控え

そわそわウキウキした気分が、市場に漂っているのも事実です。

 

通りすがりの観光客の感傷など、どうでもいいわな、実際。

 

でもここは、那覇の戦後復興を見詰め続けて来た、市民の大切な台所。

那覇市の貴重な歴史遺産、文化遺産です。

一部くらいモニュメントにして、残す発想とかないのかな。

どうせ新たに建設される、天を突くような高層マンション郡には

広い緑の公園などを、贅沢にレイアウトするんでしょ。

 

ところで、よく見ると、新しい名称は「のうれんプラザ」なのでした。

「新農連市場」とかではなかったわけです。

どう言う事なのか。

 

つまり、新しく落成した建物は、「のうれんプラザ」と言う名の

ショッピングモールなのですな。

市場の皆さんは、「のうれんプラザ」とそれぞれ賃貸契約を交わし

「農連市場」と名付けられたスペースに、店を構えるという図式です。

 

プラザは既に出入り自由なので、早速覗いて参りましたが

懐かしい屋号の看板が見られる一方、飲み屋、ラーメン屋など

結構な数の飲食店やショップなどが、新たな店子として入る様子。

そして、新顔の半分以上が「ナイチャー」(本土人)資本らしいとは

件のアンマーのお言葉でした(事実は未確認)。

 

いやな予感…。

浅草寺仲見世ではないけれど、早晩賃貸料の問題などが噴出し

経済力の多寡と言う、極めて合法的なジャッジメントにより

歯が欠ける様に、「農連市場」から「ウチナーグチ」(沖縄方言)が

消えて行かない事を祈ります。

 

いよいよ明日、大イベントの開催です。

市場が、皆さんが、どのような状況になるのか。

沖縄タイムスさん、琉球新報さん、しっかり報道願いますよ!

 

※正式にはガーブ川を挟んで、南側に公設の「農連市場」が

北側に玄人さんの「沖縄中央卸市場」が形成されていましたが

本ブログではエリア全体を「農連」の名で俯瞰して表現しています。

 

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僕は忘れない 南の島の市場猫。

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来る11月1日を以って、沖縄県那覇市の公設青物市場

「農連市場」の旧棟で行なわれていた商行為は

すべて川を挟んだ向かいの新棟「のうれんプラザ」に移行、閉鎖。

南の島の市場は、昭和28年以来の歴史に幕を降ろします。

 

市場跡は近々高層マンション郡へと変身。

那覇市で最も懐かしい風情を保っていた一帯には

一転、最新形の都市がその姿を現わす予定です。

 

先週、市場に最後の挨拶に行って参りました。

ところが、愛猫家代表のおじいが廃業していたという

ショッキングな情報に、いきなり心が折られるなど

些か辛い2泊3日の撮影行と成った次第です。

 

本来は24時間張り付くつもりだったのですが

映画「用心棒」の寂れた宿場町の様相を呈し始めた

市場に踏み止まるのが精神的にきつく

ついつい市内の、もう一つの市場に浮気したりして…。

 

今日アップした写真ですが、上2点は2015年撮影。

下2点は撮ったばかりのもの。

かつて子猫が走り回っていた、かつてのメイン棟はとうにありません。

 

年内にも市場にユンボが入るのではないか。

堪らない不安感に襲われた僕は、猫の姿よりも

間もなく記憶となる風景を、一心不乱に追い求めてしまったのでした。

 

しばらく、今回の撮影行の様子をお届けしたいと思います。

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫6。

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遂に新聞等にて正式報道がなされました。

 

10月17日新市場オープン、南の島の市場は10月末を以って閉鎖。

順次取り壊し、近い将来マンション郡がこの場所に誕生します。

 

時は正に、僕がこの市場の変遷を写真展示させて頂く

「渋谷ルデコねこ写真展」の開幕日。

渋谷ルデコねこ写真展 – 今を生きる猫たちのキロク・キオク

 

10年近くに亘り通って記録した場所が、会期と共にその使命を全うする。

これも因縁か、深い感慨が胸をよぎります。

 

でも、ね。

この写真、9月26日の撮影なんです。

ご覧の有様なのですが、17日って、本当に間に合うのか?

 

何せ南の島はウチナータイム、全てがヨンナー(ゆっくり)な土地柄。

市場の再開発だって、僕が通い出した当初から

来年には取り壊しさ~、と言われて来たものですし。

 

実際、僕が朝ご飯を頂く、近所の素食食堂のニイニイからは

「早くて11月下旬でしょ。何故か知らないけど、市場より

地権者のためのマンションなんか先に作ったものだから

ここまで遅れちゃったんだよね」

などと、些か香ばしい事情もお聞きした次第。

 

いずれにしても、写真展が終了次第南に向わねば。

実質最後の撮影行になるやも知れません。

寂しいなあ…。

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫 番外。

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おなじみ「横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展」のスピンオフ企画として

10月17日(火)~23日(月)の期間、渋谷のギャラリーで開催される

「渋谷ルデコねこ写真展」の初日まで、後1週間となりました。

渋谷ルデコねこ写真展 – 今を生きる猫たちのキロク・キオク

 

今年は32名、団体の作家と、約300点の猫写真が一堂に会し

北海道から九州沖縄まで、日本全国の猫写真を楽しんで頂けます。

 

斯く言う僕は、お伝えしている通り、「南の島の市場猫」で参加。

本日アップした写真は、会場でご覧頂けるブックの表と裏面。

約10年に亘り撮影した、この市場の変遷の記録になります。

実際の展示は、A2判の大判写真で8~10枚を予定しております。

 

ん、この期に及んで「~」って何よ、「予定」って?

そうなんです…、未だ展示写真が決められません…。

何たる優柔不断、右顧左眄、○の腐ったような性格~。

 

今回展示する写真のサイズはA2判なので、個人では普通プリント出来ません。

そこで、プロである主催者さんに依頼するわけですが

悩んだ挙句、2回に分けて、結局12枚もプリントしてしまいました。

 

A3ノビで参加していたら、今頃我が家のプリンター周りには

使い切ったインクカセットとNGプリントが、山と積み上がっていた事でしょう。

 

頂いたスペースを勘案すると、貼れてMAX10枚、かな。

12枚から何を選択し、どう並べるのか。

寧ろ8枚で割り切ったほうがいいかもしれない。

展示タグや、「市場」の何たるかの説明書きの場所も必要だし。

 

頂いた会場マップとギャラリーの寸法表を睨みつつ

改めて12枚のインデックスを打ち出し、パズルをこれから始めます。

でも現場を見たら、また悩んじゃうんですよね~。

 

ちなみに、一緒に参加する「東京猫色」の同人、やすえひでのりさんは

事前に現地を視察し、サイズ感を確認されるそうな。

ちなみに僕は、今日も明日も飲み会なのだ。

まあ、人間の出来が違いますな…。

 

何はともあれ後1週間、お楽しみに!

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫5。

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先日、僕が同人参加している猫写真ブログのミーティングの席上で

リーダーから「猫が写っていない写真はアップ禁止」と

面と向って叱責を喰らったのですが~(笑)。

でも、猫いるもん…。

 

とにかく「猫がいる街景色」を撮りたくて、残したくて。

気付くとどんどん引き、レンズも広角路線をまっしぐら。

結果、猫が豆粒のように潜む写真の量産と、相成った次第です。

 

今日の一枚もそんな感じでしょうか。

 

左に間もなく姿を消す昭和が佇み、右に平成の光景がほどなく姿を現わします。

そして二つの元号の分岐点を、猫がしたたかに生き、歩んでいるの図。

また、手前に「餌やり迷惑」のポスターを配する事で

猫たちと人間との関係が、決して御伽噺のようには語れない

複雑さを有している現実も象徴、猫達の不安定な未来を表現しています。

 

消え行く昭和の寂寥な景色には、僕の人生そのものも

投影されている事は、言うまでもありません。

 

って、冗談ですが(爆)、半分本気です(笑)。

感性よりも理屈が先に立つ性格です。

若い頃、教条主義的な世界にはまってしまった所為かなあ~。

 

そんな事ばかり考えてシャッターを切っているから

お前の写真はいつまで経っても下手くそなんだと怒られて仕舞いますね。

いやはや。

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫4。

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一年前までは50mmに夢中で、単焦点レンズ一本で何も不便を感じませんでした。

 

その後、僕の猫写師匠から「お前の画角は35mmなり」との御託然が下り

それを受け、現在は16~35mmのズームレンズを付けっぱなしで愛用しています。

 

当初は35mm位置にテープを貼り付け、ストイックに教えを恭順していたのですが

嗚呼、何の性か、気が付くといつの間にかズームリングが

ジリジリと広角側に廻り始め、今では24mm付近が心地良い場所に…。

 

で、この市場写真の画角は16mm。

ここまで堕ちてしまった、不肖の弟子をお許しください、師匠(笑)。

 

まあ、要するに、単焦点レンズを1本買う気満々なわけです。

それを何mmにするのか、そこが問題なのだ。

 

みんな、めっちゃ明るいし、何より軽いし。

24か35か。

仕事よりも、悩みは深いぞ。

 

って、この写真も展示したかったな。

10月17日より始まります最大級の猫写真

「渋谷ルデコねこ写真展」の情報は↓から。

 

渋谷ルデコねこ写真展 – 今を生きる猫たちのキロク・キオク

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫3。

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こっちだったかな…?

類似カットの連投、すみません。

10月17日から始まる、「渋谷ルデコねこ写真展」での展示予定写真の

アナザーを、もう一枚アップさせて頂きました。

 

というのも、今に至ってもどれが良いのか分からず。

プリントはとうに発注スミなので、差し替えは叶いませんが

それでも未だに悩んでしまう。

何やら、展示予定の一枚が、一番駄目写真に思えてきました(笑)。

 

一つののコンセプトの元、数を絞り込み

自らが意図した世界観を観客に主張する。

 

リアル展示ならではの醍醐味なわけですが

一方、僕のようなちゃらっぽこには少々荷が重く

いい年しながら懊悩するばかりで、写真一枚選べやしない。

 

如何に普段から、のんべんだらりと生きているかを

痛感する次第です。

典型的なノンポリだからなあ~。

 

写真展での展示予定枚数は8~10枚。

プリントしたのは12枚。

現場の雰囲気やスペースを見て決めるつもりです。

 

う~ん、やはり外すか…。

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫2。

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シャッターを切った瞬間、貰った、と直感しました。

 

消え行く古い建屋、工事の進捗を想起させるユンボ

そしてバックには聳えつつある新市場棟。

すべての要素が猫とともに一枚に収まりました。

 

真ん中あたりにもう一匹いて欲しかったけど

ま、これでいいのだ。世の中そうそうままならん。

 

この写真は絶対写真展で観て頂こう。

帰京してウキウキしながらDPPを立ち上げたら、ガーン…。

ピントが来ていないじゃないのよ~。

 

実は、最近、増えているんです。

老眼で夜目が効かなくなって幾星霜。

カメラのAFに頼りっぱなしの僕ですが、合わないんですよねえ。

 

勿論、カメラの所為ではありません。

ファインダーを覗いても、猫自体が良く見えていなくて

隣の石にピントを合わせちゃったりするわけです。

もう、笑い話。

 

その場で気付けばすぐ修正しますが、急いているケースなどでは

いちいちモニターを確認するわけではありませんからね。

 

悔しいなあ。

ブログなら何とかなるか。

ぶつぶつつぶやきながら、結局アップしちゃいました~。

ご笑覧ください。

 

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ラストデイズ 南の島の市場猫。

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夜6時半の市場にて。

日の入りが遅い南の島も、この季節、流石にギリギリの光加減。

今日の工事は終わっていたものだから、そろそろ高みの見物があるかもと

期待して覗いたら、やっぱりね(笑)。

 

10月17日(火)から開催される、「渋谷ルデコねこ写真展」に出す

写真選択の最後のあがきで、夕方5時半着、翌12時発の飛行機で

南の島に弾丸撮影出張をして参りました。

 

今回の僕のテーマは、年内には再開発で生まれ変わる

南の島のとある公設市場に生きる、猫と人との生活写真です。

 

食べ物を扱う市場の中を、我が物顔で猫が歩き回っておる。

都市良識派の面々が目にしたら、ひっくり返りそうな光景が

今も日常風景として生き残っています。

 

尤も、昭和28年に作られた造作と、南の島特有の緩さがあってこそ

許されて来た市場文化であり、ビルに建て変わった日には

流石に継続し得るわけもない昭和の歴史でしょう。

 

その工事は正に追い込み、11月末がXデイ、かな。

60優余年演じられて来た、猫と人間との素敵な舞台は

間もなく大団円の時を迎えます。

 

今回、実際の写真展での掲示は8枚程度ですが

集大成をまとめたブックを作成しましたので

お越しの際はぜひお目通しくださいまし。

10年に亘り記録して来た写真から、念を入れて選りました。

 

宜しくお願い申し上げます。

写真展の具体情報は↓から。

渋谷ルデコねこ写真展 – 今を生きる猫たちのキロク・キオク

 

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光りと影の国の君たち。

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光りと影が織り成す下町光景に寄り添う、猫の姿が大好きなのですが

そうそうこちらの都合のよい場所ばかりには、居ちゃあくれない。

絶好のシチュエーションなのに、影の国で居眠りを決め込むばかりの奴に向かい

地団駄踏み鳴らし、ののしった恥ずかしい経験は数知れません。

 

そんな折り、某カメラ雑誌の「猫写真」特集に目を通していたら

とある猫写師匠が「最後にトーンカーブで暗部を持ち上げて完成」

と書かれている記事に出くわし、思わず膝を打ったものです。

「そか、これで影に居る猫は明るくなり、日向の猫の

明度はそのままの傑作が一丁上がりではないか!」

 

と早速、かつては諦めてお蔵入りとしていた、光りと影の国に居る

猫写真を引っ張り出してきて、初めて真面目に

トーンカーブとやらをいじくってみたのですが

「なんじゃこりゃ…」

 

まあ、典型的な、当て事と褌が向こうから外れおった次第。

ただカーブをいじるだけで、「I口ブルー」の世界が再現できると

都合の良すぎる心根を抱いた私が馬鹿でありました。

 

無知な人間の無謀な操作は、何をどうスライドしても効果を発揮せず

仕舞いには、昭和のテレビ のSF効果みたいな

サイケ調の作品が一丁上がってしまった訳でして。

 

で、何とかかんとか漕ぎ着けたのが今日の一枚。

実際の画像データでは、手前の猫がぐっと暗くてね。

素人にしちゃあ、まあ、よく頑張ったかしら。

 

精進精進。

足立区にて。

 

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私信、新カメラ習熟期間。

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このところ、ありがたい事にお仕事が少し立て込んでいて

なかなか猫撮りに行く機会を見つけられず

新しいカメラの練習が、思うように参りません。

 

今まで愛用していた6Dと、若干色の出が異なる気がしていて

設定をいろいろいじって居るのですが、ままならず。

 

現像ソフトで如何に調整するかが肝かな、とも感じているのですが

純正タイプは新型にしか対応しておらず、こちらもまた練習しなくちゃだわ。

調整する度に、画像がガクガクと挙動不審だし…。

 

今度の仕事が抜けたら、パーッと南の島に習熟撮影行と参りますか!

 

荒川区にて。

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